2018/03/18

平均リターンだけでなく『実質リターン』をちゃんと考えてみよう


人間は信じたいものを信じる生き物です。空想や妄想は気持ち良いものですが、現実はしっかり見ていかないと老後では時間・体力・財力共に取り返しのつかない事になります。


私も面倒臭いのでブログ内で使っていたり、いわゆる投資本や投資ブログでの皮算用に使われる平均リターンという言葉。こいつには少し気をつけよう。今日はそういうお話です。

2018/03/17

昔のシーゲル派を思い出して書き綴る(長文注意)


ネットの海には様々な○○派が存在します。パッと思いついたのは、たけのこ派ときのこ派です。


さて投資の世界でも、様々な○○派があります。私もその昔シーゲル派というところに属していました。意外に書くネタが多そうなので、私がリーマンショック以前より見てきた事も含めシーゲル派という人々について書きます。

全世界株式インデックスファンドを月5万円積立で富裕層になれるのか

そろそろ人生の折り返し地点なので、自分は富裕層には成れませんが、若い方の場合はどうだろう。


働き出してすぐに投資をはじめていたらどうなるかを考えていたので記事にします。今日は富裕層になれるか、というお話しです。

※全て架空の計算となります。



富裕層の定義


野村総合研究所(NRI)が出している定義では、

超富裕層    :純金融資産5億円以上
富裕層     :1億円以上5億円未満
準富裕層    :5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層 :3,000万円以上5,000万円未満

となっているので富裕層=1億円ですね。夢のある数字です。億り人とか言いますし。



投資期間


大学を出て65歳まで働くと仮定します。現在の年金状況を考えると65歳までは働く期間になりそうです。企業も65歳定年が一般的になってきています。


22歳から65歳まで無事働きあげると、43年が投資と貯蓄が出来る期間となりますね。長いのか短いのかは分かりませんが、時間を見方につけられるのは大きいです。



投資金額と投資先


将来、結婚して子供が出来たりすると貯金や投資に回せるものも減ってくるでしょうから、月5万円を継続すると仮定しておきます。


時間を長く取れるので投資先は株式です。全世界株式投信にしておけばそこまで酷い結果にはならないかと。今ならタイトルに書いているVT投信、正式名称、楽天・全世界株式インデックスファンドになります。


30年以上長期保有をした場合、全世界的に債券よりも株式の方が高いデータが出ています。もちろん、アメリカだけでなく日本や欧州諸国もです。



期待リターン


シーゲル教授によると株式リターンは超長期で見た場合、インフレ調整後で6.7%の成長をしているようです。


とはいうものの、全世界株式なので伸びている国や伸び悩む国もあるので、5%程度で考えている方が良いかと思います。日本とか30年規模で伸び悩みましたから。。ここでは5%とします。


株式投資がなぜリターンを出すのかについては別記事で触れます。



実際どうだったのか


複利計算機によると8700万円となっています。1億には届きませんが、準富裕層には成れそうです。市場の状況次第では瞬間風速1億円も十分あります。

自己資金2600万円も立派ですが、最後に利確する時に莫大な税金を支払う必要があります。なるべく非課税枠を利用していきたいです。つみたてNISAやiDeCoが使いやすいと思います。


余裕が出てきて、資金追加が可能なら1億円も十分見えてくるでしょう。こういうのを見ていると、私は無理そうですが自分の子供は割といけそうな気がしてきます。



裕福な家庭なら


ぶっちゃけた話をすると、裕福な世帯に生まれた子供であれば、ジュニアNISAに毎年最大額80万円×5年の400万円が利用可能です。4歳の時点で400万円の運用をさせればその子供が65歳には同じくらいの金額が見えてくるはずです。我が家はもちろん無理なのでそんな事していません。


両親が200万円、両家の祖父母で200万円なら現実的です。年で割れば40万円。可愛い子供と孫の為なら出せそうな金額。資本主義の恐ろしさを感じます。


もう少し子供の証券口座に多めにお金入れておくか非常に悩んでしまいます。




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2018/03/16

10年以上楽天証券を使っている私が楽天証券を薦める4つの理由


いわゆるネット証券大手3社の口座は開設しているのですが、メインはすっかり楽天証券になっています。


地味ですが私が実際に利用していてオススメのポイントを紹介します。今日は楽天証券のお話しです。




①楽天ポイントで投資信託が購入可能


これは他社にない圧倒的メリットです。クレジットカードのポイントは、ついつい無駄使いしてしまう事が多いです。
投資信託にする事で、無駄なく利用と運用が出来ます。ポイント効率が他より劣っていても問題はありません。運用して将来に貰う方が効率的です。




②投資信託の保有で楽天ポイントが付く


楽天銀行と絡めたハッピープログラムへの参加が必要になりますが、投資信託保有10万円ごとに4ポイント貯まります。率にすると0.004%ですが、無いよりはあった方が絶対的にお得です。


そして、楽天ポイントを利用してまた投資信託へ変換をします。現金では無いところに魅力があります。何かに使うよりも投資する事で効率的に使え、ポイントである事で値動きにも寛容になれます。


ハッピープログラムについては下記URLが詳しいです。
https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/bank/happyprogram.html


楽天銀行の口座解説はスマートフォンから簡単に出来ます。
https://www.rakuten-bank.co.jp/smartphone/


月々2,000~3,000円の少額投資であれば、ハッピープログラムを利用してお得な投資方法を以前記事にしています。



③直感的に使いやすいホームページ設計


資産全体の確認は勿論、金融商品を買ったり調べるのも分かりやすいです。


例えば投資信託の積立日や金額の変更をする際、適当に投資信託のページへいくと積立投資のページがあり、そこから設定変更のページがすぐに見つかります。


必要になりそうなものは、先回りして配置してくれているようです。これは初心者にとっても、長く使っているユーザーにとってもさなりのメリットとなります。


HDDレコーダーでの録画予約などが苦手と言っている妻が、自分でNISA口座で優待目的の個別株購入まですんなり出来ていたので、やはり分かりやすいのだろうと思います。
※妻には非常に申し訳ないのですが、来年度より二人の老後の為、つみたてNISAを使わせてくれ、とお願いしています。



④サポート体制がしっかりしている


こちらも初心者には大きなメリットです。通常、ネット証券やネットサービスは質問をしたりする際、なかなか問い合わせにたどり着かず、過去のQ&Aをひたすら読ませて、それでも連絡が取れない、等もあります。


この部分についても非常にユーザーフレンドリーです。スクリーンショットの赤丸で囲んでいる部分からすぐに質問が出来ます。メールも電話も分かりやすく一番目につくところに用意されています。


何度かメールで質問をしていますが、満足いく対応を頂いています。



その他


海外ETFや投資信託の品揃えは他社と遜色はありません。投資をするにあたっては、品揃えよりも普段の使いやすさと、自身のリスク許容量を知る事の方が重要です。楽天証券は資産形成に向けて十分にオススメ出来るネット証券になります。


有名どころのVTやVTI、楽天の名を冠している楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドは当然購入が出来ます。


勿論、他社同様にネットバンクからの無料即時入金や、NISA口座の利用等、基本的な事は全て出来ます。


口座開設もネットから簡単に出来ます。写真等もWeb上から登録が出来ます。下記URLが参考になります。
https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/account.html


口座開設をする場合は、お得なキャンペーン等があると思いますので、それを調べてから申し込むことをオススメします。


あと意外に少額投資と楽天カードは異様に相性が良いと思います。持っていて損はしないと思います。ポイントも貰えますしね。





記事内でも貼っている楽天ポイントの有効利用記事です
【楽天システム】無駄にしがちなポイントを楽天証券で効率的に資産化
【楽天システム2】簡単に投資リターンを3%上げる方法。※少額限定




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2018/03/15

【10年日記】2011年3月15日の投資状況


昔、10年日記というものを見て欲しくなりましたが、お金がないのでExcelで日記を付けるようになりました。すでに10年以上は続いています。

わたしの資産配分と考え方


投資において、資産配分や金融商品は人それぞれです。ブログ等で他の方のポートフォリオを見たりします。私のものが参考になるかは分かりませんが、この機会に書いてみます。今日は資産配分のお話しです。


以前の記事『わたしの老後用資産』で書いたものと重なる部分もありますがご容赦下さい。



私の資産配分


2018年現在はリスク資産50%、キャッシュ50%を目安にしています。ここ数年は同じような比率です。リスク資産は主に外国株式です。投資先はアメリカ中心となっております。



上記配分の理由


リスク資産のリターンは予想出来ないので、個人で出来る事が許容リスクのコントロールだけ、というのが現在の考えです。


持っている資産が上がればラッキー、暴落があれば現金で安く資産を買えてラッキー、と思えているので、これくらいが私のリスク許容度なのだと思います。



アメリカ株式中心の理由


暴落の時は全てのリスク資産が下がることは避けられません。結果、投資先として成熟したグローバル企業への分散投資、信頼に足りる法整備等からアメリカ株式中心となっています。



とにかく撤退だけはしない


私の場合は、確固たる意志が無くグラグラ揺れ動いていますが、何とか10年以上投資を続けております。


インデックス投資を選択した以上『投資環境に居続ける』という事が最重要と思っています。超長期で複利の恩恵を受ける為、とにかく撤退しない事。これが最優先です。


チャールズ・エリス先生が「敗者のゲーム」で述べられている『稲妻が閃く瞬間』から離れるという愚行は犯さずにこれていると思います。


幸いな事に、2017年末から2018年1月中旬までの期間も享受しました。我が国で政権交代があった2012年、トランプ大統領が就任した2017年もこれにあたると思います。


25歳くらいから、少しずつ投資というものを経験し、リーマンショックでは金融資産が軒並み半額という苦しい期間も経験しています。


円建てで換算した時に、日本債券クラス以外全て暴落という100年に一度に相応しい状況でした。代わりにその時に購入した銘柄はリスクを背負った相応の利益も頂きました。


その経験もあり、あまりリスク資産に傾倒する事も少なくなりました。暴落時のキャッシュの用意も含め、リスク資産と無リスク資産の配分も個人として適度な割合を見つけました。リーマンショックまでは、少しの生活防衛費以外はフルインベストして、サラリーマンの給料から追加投資が最適と考えていました。


歳をとった、という事でもあります。家庭ももちました。目的は老後資産であり、株式投資は手段ですので、無理のない範囲でやっていこうと思っています。


ブログで、改めて考えをアウトプットする事で、今後また意志が揺れ動く時に自分自身への参考にも使えそうです。


こんなに緩く投資をしている奴もいる、という事で皆様の参考になれば幸いです。



若い方へ


投資については、小さな額でもとにかく早くが歴史を見るまでもなく有利です。勝負に出す金額が小さい分、生活も苦しくなりません。お先真っ暗な未来も無縁かと思います。


年をとって投資を考えるようになった時、相場に慣れていることは本人に取って大きなメリットです。20代で動かす100万なら労働によって取り戻せる金額ですが、歳を重ねるほど時間という味方は少なくなります。暴落も暴騰も呆れるほど繰り返されます。それも何度も。ゆっくりであり、気付きにくい事ですが、のんびり資産形成をしていけるように、と思います。


どれくらいの額かというとお小遣いの10%を投資するくらいのイメージです。お小遣い3万円の私が月3,000円程を盆栽株に充てているのが同じなのはただの偶然です。


メリットとして、退職金を相場につぎ込んで散っていくという悲劇は避けられます。


とにかく撤退はしない。これは万人にいえる金言かと思います。





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2018/03/14

【節約という盾2】格安SIMに変えて節約できた金額と長期レビュー


以前書いた節約シリーズです。
今回はインフラに近くなってきているスマホの通信費を下げると効果は絶大です。収入を5,000円増やすことは難しいですが、支出を5,000円下げることは少しの手間で達成可能です。今日はMVNO、いわゆる格安SIMのお話しです。