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2018/04/13

ダウの犬とTOPIXコア30の犬


日経トレンディでダウの犬投資法どころか、コア30の犬投資法も書かれていました。


私も7~10年程前に両方していました。そのうちアップしようと思っていましたので記事にします。今日はダウの犬投資法のお話しです。


【参考】
日経TRENDY 特集セレクト「ダウの負け犬」作戦、日本株で実践 配当利回り高く
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27628090S8A300C1000000?channel=DF280120166601


結果はどうだったのか


TOPIX30コアの犬投資法は幸いリーマンショック後だったので、そこそこ良いリターンを出していましたが2011年に東京電力を組み込んでおり、結構な負けという結果でした。あれは誰も読めませんが、このようなリスクを含む投資です。一銘柄だけマイナス90%くらいになっていたと思います。


10銘柄を単元で均等配分なんて無理なのでS株(単元未満株)を使っていました。約10,000円買ったとしても手数料0.525%だったので50~60円くらいです。始めは20万円くらいでやっていたのですが、ちょこちょこと足して最終40万円くらいになっていました。


ダウの犬投資法は、資金的厳しさもあり、1銘柄に特化したPPPという戦略をとりました。(PPPの意味が何か忘れたのですが、本が手元にありません)


2年くらいしていましたが、こちらは幸いダウ指数よりもリターンを得ましたが、投下資本が小さく手数料を考えると厳しく撤退しました。確か初年度はアルコア、次の年はファイザーに投資しています。今は特定口座も使えて、手数料も5ドルなので遊ぶ分には良いと思います。



ダウの犬投資法とは


昔からある投資法の一つです。ダウ30銘柄のうち配当利回りが高い順にスクリーニングして、上位10社を均等購入して1年間保有します。1年後、再度スクリーニングして…というのを繰り返していきます。繰り返す期間が長いほどダウ指数をアウトパフォームします。


高配当=株価低迷というバリュー投資法の亜種ですが、無暗に逆張りで高配当を闇雲に狙うのでは無く、世界で最も生存能力の高い30社(ダウ30銘柄)なので倒産の心配はほとんど無く、しかもある程度のセクター分散も出来る投資法です。


更にリターンを求める人には、ダウの子犬投資法と言い、高配当上位10銘柄のうち株価が低い5社で選りすぐられた危険な方法もあります。こちらはダウ指数、S&P500指数共に負ける年もありますが、長期リターンで見れば勝ち越している、というものです。


究極的なものがPPPと呼ばれる単騎一点突破の投資法です。こちらは高配当上位10社を選び、更に株価を低い順に並べて2番目に低い銘柄にオールベットするという手法です。指数に負ける事もありますが、長期で見るとこの方法が最強だったようです。


ようです、というのは昨年までのFANG銘柄爆上げや、高配当株の指数に対する負け具合から人気が無いのかネットですら負け犬の文字を見なくなったからです。あとは知り渡り過ぎて指数に勝てなくなった事も要因です。


アクティブ運用とテクニカルを悪鬼の如く話すマルキール先生ですら「負け犬は本当の負け犬になってしまったのだ」「もはやダウの負け犬は何の役にも立たない」というだけで終わるくらいには、優秀な投資法とも言えます。実際、これが無双していた時代(1920~1990)もあるのです。ランダムウォーカーを読んだ人であれば、いかに優しく書かれているかが分かると思います。個人的にはこれに連動する投信があればサテライトで欲しいくらいです。



TOPIXコア30負け犬投資法


こちらもルールは同じです。ただ、日本においてTOPIXコア30という指数がマイナー過ぎて知ってる人が少ないです。投資ブログを見ていても、ほとんど目にする事はありません。


超エリート様がたまにネットで、俺はコア30企業に勤めていてホワイト企業だよ、と書き込みがあるくらいです。225銘柄なら知っていてもコア30銘柄を言える人はほとんどいないのが残念です。


こちらは単元未満株を使えるので、普通の負け犬10銘柄投資法なら10万円から遊べるのでサテライト的に使うには面白いかも知れません。


ダウ30銘柄でやるにはかなりの資金力が必要です。去年の初めにダウの子犬とかやってる人がいたら血を吐くくらい内臓と資産にダメージを受けていると思います。GEに20%は悪くはないと思いますが、この低迷っぷりを想像出来た人は少なそう。。XOMとかも振るわない年でしたしね。私の東京電力の件も同様ですが、やはり広く分散するという事は投資において大正義です。個人の経験では100銘柄くらい適当に持てばTOPIXと日経平均の中間のような動きになります。



参考書のご紹介


マイケル・B・オヒギンズの『ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略』が本記事の出典です。ランダムウォーカーでは運用者はリチャード・オヒギンスなんですが、どっちが正しい名前なのかは分かりません。


これは中々図書館では置いていないですが、もし近所の図書館であれば読んでみて欲しい一冊です。単純に読み物としても面白いです。私は住んでる市の図書館では無かった為、県庁所在地の図書館から取り寄せをお願いしたところ、市の予算から購入してくれました。(意外に図書館か役所に相談すると買ってくれるのです。勿論、予算と内容によりますが。)


読んだのが10年以上前なので、月日の早さを実感します。詳しい内容を覚えておらず申し訳ないです。ただ、内容は潔く、負ける時は負けている、と書いています。ただ、皆が見捨てているからこそ、この投資法は輝くのだ、みたいな事も書いていたような。ジョエル・グリーンブラッドも著書『魔法の公式』の中でバリュー投資の本質を伝えています。指数に負ける時は絶対にある。負ける時があるからこそ、結果として高いリターンを出せるのだ、と。もしかしてグリーンブラッドの話だったらスミマセン。。


高配当戦略のシーゲル派にとっては苦渋の期間が続いていましたが、ここから大きく巻き返しの場面がある。のかも知れません。


調べたら絶版なのか結構なお値段でした。Kindle化しているので、こういった時は助かりますね。ボーグル本もKindle化して欲しい。。


まとめ


・ダウの犬投資法とはバリュー投資法の亜種

・誰もが知っている戦略で指数に負ける事もあるが、負ける事で見捨てられたら銘柄をしっかりとリスクを取る事で高いリターンを得る事が出来る可能性がある

・日本でするならコア30銘柄と単元未満株で代用が可能



雑記


インデックス投資が主流となっています(まだまだ、なってないかな?)が、やはり個別株というのは面白いです。


私はワンタップバイというサービスを使ってアメリカ個別株を盆栽の如く愛でていますが、ダウの負け犬には銘柄が足りず使えません。日本株ならSBI証券のS株(単元未満株)が使いやすいです。ちゃんと配当も入ります。


オススメは出来ませんが、それなりの額を単元株に出すのなら、こういった投資法もありかと思います。





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2018/04/11

お義母さんから「NISAで投資をしたい」と相談が・・・


先日妻の実家に行っていた時、タイトルそのものを相談されました。。これは困りました。


今日は、義理の両親に投資相談をされたお話しです。

とりあえず個人的結論から。



そもそも老後は資産を取り崩す時期。直前に投資はしない方が良い。けど、投資しても全く問題がない家もある


妻の実家は裕福なので投資すら必要無い状況です。正直、投資をしなくても老後は余裕だったりします。


うちは子供のジュニアNISAでVTI投信を積み立てていますが、
①長期で株式投信を持つことの有利さを教える
②20年保有すればまず負けないと思われる
③子供の将来、有益に使ってもらう
④可能ならずっと保有して年金代わりに
という優先順位があります。


株式で運用はしていますが、そこそこ遠い将来に子供へ譲るものです。お金に困っていなければ、それこそ50年とかいう超長期投資も可能です。


反対にお義母さんは資産を取り崩す時期が目前となっています。投資経験が無いなら基本的には投資をすべきではありません。ただし、借金もなく持ち家があり、安定した年金、貯金、保険等を保有しています。贅沢をしなければ今の若いサラリーマンより裕福な生活が余裕で過ごせます。


お義母さんスペック
自営業ながら社長。昔は公務員である程度の期間共済年金あり。厚生年金もそこそこあり。


お義父さんスペック
別の会社でこの前まで社長。現在は色々自営業したりしている。生涯現役で働く様子。厚生年金もそこそこあり。



何をすすめるか


そもそもの原因は私が子供のジュニアNISA口座で将来の為に、投資信託を毎月1万円ずつ積み立てているので同じような事をしたいから、だそうです。


NISA、投資信託、積立がニーズなので、素直につみたてNISAにしておきます。私の子供と同じようにと言っていたのでVTI投信をすすめます。リーマンショック並みの下げで半額リスクは説明しましたが理解はされてないと思います。


話を真剣に聞いてくれたり、薦める本を読んでから投資を検討するという選択肢は無さそうです。個人的に年間40万円の枠は少ないなぁ、とか思いますが、こういう時には金融庁GJ!となります。


原因は私にあるので、サクッと楽天証券の口座開設をしてGWに極力手間のかからないようにセッティングを済ませる予定です。


正直10年分400万円くらいを証券会社に入れてくれたらなぁ、と思いますが400万円はそこそこ大きな金額ですし、毎年一回入金をして貰えば良いかな、と。


普通の年金目前な世帯でしたら、つみたてNISAは絶対に薦める事はありません。たまたま余裕のある家だった、という事です。


私の実家の方は、貯蓄が無いので生活保護老人となる可能性すらあります。本人達の能力や努力の差なのですが、親世代でも格差がありますね。リアルな話ですみません。


現状、国内債券インデックスですら金利上昇でアウトなので20年間以上先の余裕資金にこそ、つみたてNISAは活きてくると思っています。お義母さんは長生きし過ぎリスクに備えてという考えもあるようなので、そこそこマッチはしています。長生きリスクに対して最強の厚生年金チケットを持ってるので心配いらないんですけどね。



まとめ


・年金を目前にした世代につみたてNISAは通常オススメはできない

・つみたてNISAは若い世代が資産形成の手段としてこそ輝く制度

・投資の相談はされても基本逃げよう


そういえば、どれくらいの金額を投資するか聞くのを忘れていました。月々1万円くらいにしていてくれたら、こちらも気が楽です。





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2018/04/10

昇給分の投資先に悩んでの結論


以前の記事(昇給と投資)で書いた昇給分の投資で悩んでいました。


今日は投資対象のお話しです。




投資先の結論


iFreeS&P500インデックスにしました。以下、結論に至った流れです。



投資商品を何にするかに悩む


子供の口座への投資なので悩みます。基本的にはiFreeS&P500インデックスで良いと思うのですが、分散も効くし信託報酬も安いeMAXIS Slim 先進国株式インデックスのが良いでは?とも思ってしまいます。


悩む理由


70年以上の保有を目標としているので、先進国にしておいた方が良いのでは?と勝手に悩んでいます。


70年とは大きく出たな、と思いますが子供に譲る際に、どのようなお金で、どのような目的で、どのような運用をして欲しいかをちゃんと伝えます。目的は子供の自分年金です。子供が老後に使ってくれれば、本当に70年運用とかあり得ます。


とはいえ、月1,000円程度なので、まぁ大した事はありませんが。


既にジュニアNISAでVTI投信を月1万円ずつ積立てています。自分のつみたてNISAと同じですね。理由はiFreeS&P500インデックスより信託報酬が安く、更にアメリカ市場全体をカバーしているからです。


VTI投信を1,000円分足しても使い勝手が悪い(分けて説明しにくい)ので、iFreeS&P500インデックスで良いとは思いますが、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは信託報酬半額で、日本は除かれますが先進国に分散しているので、将来的にアメリカに代わる国が出てきても比率が代わりながら、そこの成長も取り込む事が出来ます。それよりも、いっそ全世界を保有するVT投信にすべきか。。悩みは尽きません。


では他の先進国や新興国が必要なのか


ここですよね。S&P500投信自体、世界的巨大企業の集まりに近いので、世界全体で利益を上げています。売上比率では綺麗に世界分散されています。


指数としても歴史も実績もあります。他の記事でもオススメしまくっていますしね。アメリカが成熟仕切って衰退期に入ったとしても、リスク資産である以上はプレミアムの期待が出来ます。


アメリカに覇権を譲ったとはいえ、イギリスのFTSE100種総合株価指数も1983年を基準値1000として、34年を経て7.5倍以上に成長してます。10年で2倍の平均利回り7.2%は下回りますが、けっこうなリターンではないでしょうか。アメリカが覇権国で無くなっても同様に強い影響力は残るし、それなりのリターンは期待出来ると思います。

【参考】
https://ja.wikipedia.org/wiki/FTSE100種総合株価指数



シーゲル教授がいうところの成長の罠


新興国や、儲かりそう、と期待出来そうなところは既に期待値以上の値がついています。ここ数年アメリカの成長が大き過ぎた事もあり、むしろ今のアメリカが成長の罠という可能性もあります。


ただし将来の利回りの期待を嘆く事もないように思います。むしろここから数段落ちた後、市場が冷静になるならそれはそれで有り難いです。企業の利益がリターンの源泉でもありますが、損する可能性がある、という事自体がリターンの源泉です。


そこを切り離しても、AmazonやGoogleのような企業を生み出す国でもあります。という事もあり、やっぱりオススメしているiFreeS&P500インデックスにします。



まとめ


・先進国株式や全世界株式も良いがS&P500も良い

・投資商品はiFreeS&P500に決定

・たとえ覇権国で無くなっても影響力は大きくリターンの期待も出来そう

・イギリスを事例に出したがやはり株式の利回りは良い

・成長の罠に嵌まらずに済む


来年も仕事があり、昇給があれば少し新興国等のサテライト的なものも悩んでみようと思います。


関連記事です
eMAXIS Slim先進国株式の信託報酬が驚異の0.11826%!




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2018/04/08

昇給と投資


私事ですが、知らぬ間に昇給していました。基本給が2,000円アップです。



昇給を利用して資産形成の効率をあげてみよう


雑談記事ですが、とりあえず少しのお徳を提供しておきます。というか、提案になります。


税引き後で構わないので、昇給の半分を投資に回しましょう。出来れば手間のかからない投資信託の積立がオススメです。1年分を先に証券会社へ入れておく事はもっとオススメです。


翌年も昇給すれば、その半分を同じようにします。昇給するという事は、まだまだ若く運用期間が長く取れる事でもあるので、勝ち負け見ると若いうちに得た昇給を投資しておくというのはかなり勝ち目の高い勝負です。


若い人がこのサイクルを続ける事が出来たら、多少の学歴や入った企業での賃金差は人生中盤くらいでひっくり返せるのではないでしょうか。


投資信託はifreeS&P500インデックス投信を推奨します。世界の大企業のニュースも楽しめます。


ifreeS&P500インデックス投信については下記記事で書いております。
【投資系最上位武器】投資初心者にオススメしたいS&P500投信



私の話にもどります


毎年昇給がある優良企業に勤めている方にとっては笑うくらいのものですが、零細企業勤務の私にとっては月2,000円は結構大きな金額です。


ですが、時給換算をしてみたところ時給12.5円くらいでした。アルバイトかよ。。政府は賃上げ3%といっていますが、私を例に出すと0.57%です。信託報酬かよ。。


何となくですが、世代別でデータを出したら氷河期世代が一番昇給率が低そうに思います。


とはいえ、年間24,000円と考えると大きいです。しかも働いている限りは確定してキャッシュが入ってきます。サラリーマンというシステムの強みです。


あとは、コレをしっかり貯蓄して将来に向けて運用出来るかどうかです。我が家の貯蓄状況は決して悪くはないので、子供の為に月々1,000円投資を増やします。妻からは快くOKを頂きました。S&P500投信にするかVT投信にするかは悩み中です。

 2018年4月10日追記 購入するものを決めました
  →昇給分の投資先に悩んでの結論

子供が成人したら、そこそこな運用期間になっていると思います。可能ならそのまま老後まで保有して貰いたいですし、渡す時にはしっかり説明をします。今から用意する子供年金ですね。


ちなみに私のお小遣いに反映はしません。来年も昇給があるよう頑張ります。




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2018/04/05

フリーターでセミリタイアが出来るか考察してみました(後編)

前回の記事の続きです。




投資


投資には26,942円が使えますので、つみたてNISAを活用します。利益に対して20年間非課税です。個々のリスク許容度が大きいですが、運用期間を20年以上取れるので株式を組み込んだものを選ぶのも良いでしょう。


とにかく少しでも早く長くが鉄則です。投資については別記事をご参照頂くか、インデックス投資、オススメ本を検索して上位のものを図書館で借りて3冊読めば良いでしょう。個人的には「敗者のゲーム」「ウォール街のランダムウォーカー」を繰り返し読む事が有効に思えます。


投資する商品はiFreeS&P500インデックス投信が鉄板です。20年間保有すれば元本割れの確率はかなり少ないでしょう。実際、ドル建てではどの年代においても元本割れはしていません。ただし、インフレ負けしている時代はありました。30年間保有出来るのであれば、無双状態でしょう。非課税期間が終わった後も特定口座で保持をオススメします。


S&P500についての参考記事です



リスクを少し抑えるのであれば、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が最有力です。もしくはiFreeS&P500インデックス投信とキャッシュを半々で保有もオススメ出来ます。
投資については、セミリタイア後の後半での資金へとなっていきます。時間という誰にも平等で有効なものをとにかく利用します。


未来の事は誰にも分かりませんが、過去の歴史を参考にすると30年間保有した場合のS&P500インデックスの平均リターンは6%とみても良いでしょう。30年という期間であれば最頻値を考えてもそこまで大きく割り込む事は少なくなります。市場の動きで短期的に半額はあり得るかも知れませんが、長期で回復を待つ余裕さえあれば良いのです。


超長期保有の参考記事です


複利計算機によると、初月の26,942円は30年後には5%で運用出来ていれば116,442円となります。18歳もしくは22歳から働き初めた場合、48歳か52歳には実質リタイアが見えてきます。貯蓄部分も同様の金額で貯めているなら1080万円となっています。年金の支払いは現金で何とかなる金額です。



セミリタイア出来るまでの年数


なにぶん、収入面での増加が厳しい為、時間はかかります。上記の貯蓄と投資であれば、30年あれば安全圏です。短期的なアルバイトで収入を得る生活を良しとするなら、生きていく上で困ることは皆無でしょう。ただし結婚はともかく子供は諦める必要がありそうです。


問題は30年間フリーターをやり続け等れるかどうかです。正直、この部分が一番厳しいです。仕事自体は何とかなるとは思いますが、仕事の長期安定が難しいからです。仕事が無い時に貯金を崩すとアウトです。30年間のうちに不況は必ず訪れます。その時に高時給の仕事がなくなるかも知れません。最低時給の仕事を奪い合う事も考えられます。ここらへんはやはりサラリーマンの福利厚生は優れています。転職をするにしても、失業手当てが多少期待出来ますし、長期に渡って病気になった場合も傷病手当てがあります。



勝手な結論


フリーターでセミリタイア、リタイアは試算上は可能ですが、私の感じでは限り無く厳しいです。仕事の継続性と、福利厚生が無い事が致命的です。


少し条件を上げて、派遣社員や契約社員はどうでしょうか。厚生年金、社会保険が会社と折半はかなり有利な条件です。また、雇用保険もあります。手取りがもし増えるとしたら、その分セミリタイアも早まります。



派遣社員、契約社員で再チャレンジ


有期契約の場合なら手取り金額18万円くらいは期待出来ると思うのですが、多少は付き合いでの出費が増えるかと思います。職場次第ですが残業代があれば、更に増えるでしょう。ある程度の確定収入があれば、ふるさと納税等も有効利用が可能です。

ふるさと納税の参考記事です


22歳から働き初めて、20年働いた後リタイアを目標とするとどうでしょうか。年金が減るにしても65歳から貰えると仮定して、43歳までにお金の大半を用意するシミュレーションです。


20年の労働で22年分の生活費を用意が必要となるので難易度が高いです。反面、生活費が少なく済むという事は有利です。また43歳までなら仕事は得やすく、頑張りもきくと思います。フリーターより転職面でも有利です。


セミリタイアという事で、最低限の健康保険、住民税、年金の支払いはアルバイトでまかなわないと立ちゆかないので、20年の労働後にセミリタイヤ、ここらへんを着地点としてみます。


基本生活費は10万円ですので、年間120万円、22年分で2640万円です。


手取り18万円のうち、月8万円を貯めていきます。これでもかなり危ういでしょう。単純に預金だけだと8万円×240ヶ月で1920万円にしかなりません。


そこで半分の4万円はキャッシュ、半分の4万円はifreeS&P500インデックス投信を使います。20年で預金は960万円となるので、切り詰めれば10年は生活が出来ます。年金等の支払いも必要ですので、細々とアルバイトをするのでそこまで切り詰めれなくても良いかも知れません。むしろ、生活に余裕が出るかも。20年働いた時点でセミリタイアは達成です。


あとは残りの投資部分です。投資の項目で既に書きましたが、株式のインデックス運用は長期になればなるほど有利です。30年のS&P500指数はサンプル数はほとんどありませんが、30年かけてS&P500インデックスが元本割れする時は世界経済も崩壊していると思います。リアル北斗の拳の時代に備える必要があります。


超長期保有の参考記事です(上記でも出したものと同じです)



再度まとめます


・最初の20年を労働に邁進する

・生活コストをとにかく抑える
    (月10万円での生活を徹底する)

・月4万円を貯金する

・月4万円をifreeS&P500インデックスで投資する



20年後の生活


960万円の現金があるので、これをベースとしてアルバイトをしながら年金等を支払い10年間生活をします。住みやすい地域へ移住を考えても良いでしょう。支出のコントロールさえ出来ていればセミリタイヤは20年で手が届くという事が見えてきました。



30年後の生活


月4万円を20年に渡り積み立てていたので、これを20年に渡り取り崩していきます。間の10年は更なる安定と運用益を得るためです。注意するのは金額で取り崩すのではなく、投資した投資信託の口数で取り崩す事です。もしくは20分の1、19分の1、18分の1と年々取り崩していくかです。口数でいけば最初に投資した4万円の投資信託は5%の複利回りで172,874円となっているはずです。毎月これくらいを20年かけて受け取れます。運用利益への課税があるので実質は146,299円くらいが目安になります。余裕があれば30年かけて取り崩せば年金と合わせて平均寿命を全う出来る計算です。


もちろん相場の動きがありますので、これより少ない月が続く事もありますが、生活コストを維持出来れば年金を支払っても余裕があります。もちろん、相場が良い時はこれ以上の金額が十分に期待出来ます。20年、毎月投資をするという事は、投資した時が下落相場の時もあります。そういった年に購入したものは30年後にはかなりの確率で172,874円を上回ってくるでしょう。


ほぼ年金、保険料の支払いもまかなえる金額が20年間に渡り確保出来ます。52歳から72歳ですので、年金を考えると生活コスト分を引き出し、余裕のある分は貯蓄をしておく事で年金と合わせて生活が出来そうです。



まとめ   ~何とかなりそう~


書いていてこれはボツ記事になりそうと思いましたが、生活コストさえ切り詰める事が出来れば、20年間の労働で法にふれる事無くセミリタイアが可能そうです。そう考えるとけっこう凄いです。


ですが、かなり強い意志が必要な事は間違いありません。また人生後半戦は全て株式投信からの運用益に頼る為、ここも資本主義経済への信頼と強い意志が必要です。下落相場を見ながら4万円を投資し続けるという事はかなり精神的にくるものがあります。


しかし実際に良い線はいっていると思います。20年で労働から身を引き、30年で経済的自由を達成可能です。勿論、実家に頼れる人は思い切り頼って、安定してから世捨て人という生活も可能です。ネットでは酷い書かれ方をされてたりしますが、実家や親を頼れるなら頼った方が良いです。あらためて学生時代の私に聞かせてやりたい話です。




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2018/04/02

評価損益は気にしなくていい


常日頃、尊敬する山崎元先生のコラムが更新されていました。無料で読めて良いのかと思いますが、素直にインターネットの恩恵に預かっています。

コラムの中で、『評価損益は気にしなくていい』という言葉が出ており、なるほどその通りだと思っていたので、個人的に思う事を記事にします。


私の結論は評価損益を気にしても仕方ないので放置する、です。


今日はリスク資産の評価損についてのお話しです。



まずは山崎元先生のコラムを紹介


ダイヤモンド・オンライン(DOL)
山崎元のマルチスコープ
http://diamond.jp/category/s-yamazaki

最新の記事
http://diamond.jp/articles/-/164982


投資やお金に関する事が、商売する側の人間からではなく一般人向けに歯切れ良く書かれています。本職は金融商品を売る側に属しているのに大丈夫かな、とは思いますが昔からこうです。


心配なのは、お金を払って本で読むべきような事を無料で出している事です。ありがたい事です。



で、私は評価損益は気にしてないのか?


もちろん気になります。値上がりは放置ですが、損失は精神ダメージ大きいですね。レバレッジ2倍くらいでプロスペクト理論が効いているくらいの気がします。「人は得をするよりも、損をしたくない思いの方が強い」というアレです。


ですが、リスク資産に投資をして、私なんかのような下層民がリターンにあやかるには放置せざるを得ないのです。リーマンショックくらいになると、どうしようも無いので諦めつつ、少ないお金ながら暴落した株式を買い漁るとか出来るのですが。。



私の評価損益を気にしない方法


3ヶ月毎にリスク資産、流動性資産をチェックして割合を管理しています。これは割と有効と思います。


評価損益は確かに3ヶ月前と比べてどう、とか見る事になるのですが、記録をつけている目的はその時点での老後資産の金額と、リスク資産と流動性資産の割合です。


かれこれ10年以上、Excelで管理しているので評価損は気にしなくなっています。昨年はリスク資産比率が上がり過ぎて悩むくらいでした。(日本株をほとんど処分しました。)


紹介した山崎元先生のtweetで、目的は貯蓄額であり利回りではない、みたいな事が書かれていましたが、意外に私は出来てるような錯覚に陥ってしまいます。ですが、ほとんどの人の目的は金額だと思います。


一部の天才以外の個人投資家は、自身の能力で未来のリターンを決める事は無理なので出来る事といえば自分でとれるリスクを管理するだけです。評価損益は気にしなくて良い、というか気にしてもどうしようも無いと言った方が良いかも知れません。


私の場合は、大体リスク資産50%、流動性資産50%を目安にしています。昔はリスク資産ばかりでした。今は家庭もありますが、流動性資産があるので、標準偏差の2倍くらいの下落がきても買い向かう余裕があるのは大きいです。


私の管理の仕方の場合、投資信託や株式の損益よりも全体としての金額を見る、という形になってくるので、一喜一憂してしまう人にはオススメだと思います。



まとめ


・個人で出来るのは取れるリスクの管理のみ

・損益を気にしても未来のリターンは分からない

・ポートフォリオ全体での現在価値だけ確認する



参考記事です
なぜ株式投資で利益を得られるのか





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2018/04/01

新年度なので少額投資のすすめ


今日は日曜日ですが、新年度の会社も多いと思います。それに合わせ新社会人も多いでしょう。


別段、新社会人である必要はありませんが、若い人ほど少額でも構わないので投資をやってみたら良いのになぁ、と思います。ちょっとだけ、投資のお話しです。


少額投資で儲かるの?


投資の未来は誰にも分かりません。というか、少額なので儲かりません。代わりに大きな損もありません。現物株式か投資信託であれば買った分以上の負債は発生しません。


ですが、経験値として触っておくことはメリットですし、少額であれば全額吹っ飛んでも大した事はありません。私は東京電力株で90%吹っ飛んでいますが生きています。投資に興味を持ったり、意外に大きい値動きを感じられるという面では良い面が多いと思います。


今は100円からでも全世界株式の投資信託が買える時代です。楽天ポイントがあれば、楽天証券で投資信託を買う事も可能です。様々な会社や利益構造に興味を持つ事になれば、少し豊かなことがあると思います。




少額投資についての参考記事です。


20年の労働と切り詰めた生活と投資を乗り越えられたらセミリタイア、その後10年を切り詰めて生活出来れば、ちゃんと税金&年金を払いながらリタイアが可能です。


仕事が憂鬱な人にも、健全な投資はオススメするのであります。はぁー、氷河期世代の私は明日からまた仕事頑張ります。




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2018/03/31

我が家の投資に対する出口戦略



Twitterを見てると投資における出口戦略という言葉が出ていました。


我が家も投資をしており、老後を迎えた時の出口戦略は必要なので書いておきます。


今日は我が家の出口戦略についてのお話しです。



いきなり回答


今まで淡々と積み上げてきたので、淡々と取り崩しをしていきます。元々が老後資産ですので、これ以外に方法が思いつきません。これで終わりだと寂しいので、少し説明を入れていきます。


何度か書いておりますが、来年からつみたてNISAをはじめます。こちらが一番分かりやすい戦略と思います。


2019年1月から2037年12月までの19年、毎月つみたてNISAでVTI投信を夫婦で月66,666円を積み立てます。(2018年度つみたてNISAは間に合わなかったので、通常NISAを2018年初頭に80万円分購入しています。そういえば高値掴みが得意だったのを思い出しました。。)


積み立てたVTI投信は、2038年1月より購入当時の口数分を淡々と取り崩します。約19年取り崩し期間があります。年金がプラスされるとそれなりに生活出来るベースは作れると思います。


もちろん、株式暗黒時代が長期に渡って続く可能性もありますので、不足分に関しては今までの貯蓄を取り崩しながら対応します。状況によっては年老いていても労働が必要かも知れません。


想定として、VTI投信が20年かけて倍になっていて非課税で取り出せれば十分と思います。思った以上に利益がある時は、マイナス期間も考えて安全資産にうつしておきます。


こんな感じで、緩く考えていますが、そこまで楽観的にも悲観的にも思っていません。


現在は妻分のつみたてNISA枠760万円(19年間分)の貯金を頑張っています。私のつみたてNISA枠については、現在の職場に席があるなら、ボーナスを充てれば良いと思っています。もしリストラ等があった場合、海外ETFを徐々に売って、つみたてNISAに変換していきます。



つみたてNISAの期待額


こういう時は外れてても良いので、自分の想定金額を書いておく方が良いでしょう。甘過ぎるという意見は喜んで聞きます。書く事で読み返したり、間違っていた時の反省材料となります。


投資額66,666円なので、信託報酬等を考えて120,000円~125,000円くらい。2倍の132,000円とかあれば十分です。悲観的でも楽観的でも無いと思います。


年間3.6%なら債券も合わせた方が良いのでは?という考えもありますが、せっかくの非課税口座ですので株式一本でいきます。なるべく簡単にしておきたいのです。積み立て期間中に大きな暴落や、長期間の株価低迷が続いた場合は資産全体のキャッシュとの配分を見ながら十分調整可能です。


とは言っても自動リバランスは欲しいので、楽天証券がバンガード・ウェルズリー・インカム・ファンドを楽天シリーズで出してくれる淡い期待をしておきます。興味がある方は検索を。今は話題にすらなりませんが、これは良いものです。


ぐぐったらNightWalker's Investment Blogさんの記事で紹介されていました。

ウエルズリーインカムファンド 2017/2
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2017/02/20172-e540.html



20年という時間にフォーカス


既に書きましたが、20年間というそこそこ長期で期間がとれるので、過去のS&P500を参考にした場合、ドル建てでは20年間保有しての元本割れはありません。勿論、将来を予見出来るはずもありませんが、私などの業務能力よりは余程信頼がおけます。


過去を例に出すと1940年から2017年77年間で、20年間保有した場合で9つの年が2倍以下の結果となります。それ以外68年間は20年保有した場合、2倍を超えている、という事です。豊穣の時代に当たれば20年間で4倍以上という年もそこそこ見当たります。


計算はWikipediaに書かれているS&P500の各年末の増益率を元に、Excel先生に計算して貰いました。元シーゲル派の私でさえ、低め低めの予想は立てるのです。


マルキール先生がいう受難の時代が上記の9年に重なっているかと思います。


ちなみに20年間保有で元本割れはないと書いていますが10年間保有の場合、元本割れをしている年はあります。参考にスクリーンショットを貼ります。見にくいかも知れませんがご容赦下さい。

単位が¥となっているのはスルーして下さい



1965年、1968年、1999年、2000年の4つの年です。1965年に買った場合、20年間保有でも1.8倍です。1968年は20年間保有時に2.3倍となっています。


1999年、2000年に保有したものは元本割れをします。ITバブル崩壊とリーマンショックの両方を直撃しています。まだ20年間保有の結果は出ませんが、ここらへんも危ないかも知れません。


過度の期待をしないように、マルキール先生は『バック・ミラーだけを頼りに運転するのは危険だということだ』と仰っています。同じように悲観についても過去ばかり見すぎないように注意をしましょう。


まぁ、2018年3月時点で私がやらかした年明けのVTI投信一気買いも、2038年初頭にはこんな事もネタになるくらいと思います。


贅沢な選択肢が多い


今後、アメリカの時代は終わり、中国やインドの時代がくるのでは?アメリカのみでなく先進国株式や全世界株式の方が良いでは?という意見があるかも知れません。


これは贅沢な悩みです。全世界株式の信託報酬も安くなっていますし、eMAXIS Slim先進国株式インデックスにおいては驚異的な低信託報酬です。これに対してアメリカのみで良いのか、となります。昔からすると信じられない程の贅沢な悩みです。


とはいうものの、S&P500で考えると売上ベースでは既に世界分散がされています。アメリカという国の株主への姿勢や、イノベーションが生まれてきた土壌、労働人口の比率、現時点では世界最大の強国を考えると、VTIという選択肢は悪くないと考えています。


S&P500と小型株まで保有出来ます。昔、本家VTIが買えない時代、IVVとIJRを保有していたのを思い出します。今もIJRが残っています。


むしろ、2017年のようなFAANG銘柄主体の恐るべきリターンは、ITバブル崩壊の時のように長期低迷もセットになっていそうで怖いです。もし、アメリカが長期低迷した場合、分散していても同じように低迷をすると思います。それくらいに世界は小さくなり綿密に繋がってきています。日本に至っては言わずもがなです。


戦術レベルの話になりますが、私は海外ETFのほとんどはアメリカ中心で保有しています。完全に引退する前には、この一般口座で保有している海外ETFは処分しておきたいので、アメリカのみが好調で、各国のPERが低迷している時があれば、その部分を特定口座の投資信託で持つのも悪くないかと。メインはアメリカ株式、サテライトとしての他国株式です。


問題はアメリカを除く先進国株式への投資手段が現在は海外ETFくらいという事でしょうか。。欧州配当貴族投信というようなものも出ているので、今後、楽天・バンガードシリーズで何か出てくるのを期待しておきます。まさかのeMAXIS Slim S&P500インデックスも期待しておきます。




たとえ失敗しても


つみたてNISAだけで生きていくワケではありません。今から20年後には、世界も大きく変わっている事でしょう。私の環境も大きく変わっていると思います。


ただし、分相応な暮らしを心掛けていれば、生きるという一点において悲観的になる必要はありません。資産形成で書いてるシリーズをまとめると下記のような感じになります。


投資という剣→VTI投信に非課税をエンチャント

節約という盾→今まで通り収入内での無理しない生活

資産という鎧→海外ETFとキャッシュ

時間という魔法→魔法扱いで良いでしょう
※私を例にあげると月々余った余裕資金を投資に回せれば39年後に受け取る事も可能です。たった年10万円でも全世界株式に置いておけば、それなりのリターンは期待が可能です。


足りないのは、労働という自動資産回復アイテムくらいですね。目指すは10年後くらいまでに、何か生活の足しになる副業か脱出先を構築しておきたいところです。



まとめ


・つみたてNISAを使う

・19年かけて積み立て、19年かけて取り崩す

・ある程度、年金を期待している

・リターンには期待も悲観もし過ぎない

・少ない時は不足分を他の金融資産でまかなう

・思った以上にリターンが大きい時は、暴落対策として取り置きをする

・VTI投信単騎なのでサテライトとしてアメリカ以外の株式クラスを保有して強化可能




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2018/03/30

なぜ株式投資で利益を得られるのか



このブログでは、投資=株式ばかりが出てきます。一般の人が手間をかけずに資産形成の最適解と思っているからです。

ブログで文字ばかりの説明は無理と投げ出していましたが、自分なりにゆっくり書いていこうと思います。

今日は株式投資のお話しです。



株式投資に対する一般的なイメージ


①投資って儲かるの?怪しい。
②一部の天才やプロだけでしょ?
③お金が無い。ギャンブル。大損する。自分には無理。

こんな感じでしょうか。
とりあえず下に回答を書きます。



回答


①確実に儲かる話などはない。
②プロも素人もリターンは殆ど同じ。
③100円から投資が可能です。投資額以上の損失はありません。



何を買えば良いのか?


ネット証券の口座を解説し、iFreeS&P500インデックスという投資信託※を毎月定額で積み立てて買い続けるだけです。積み立て金額は、各人の状況に依りますが、手取り給与の10~20%を目安にします。
※アメリカを代表する大・中企業500社の株式に投資します。

サラリーマンが資産形成する最適解ともいえる戦略です。あとは長期に渡り保有し続けることです。


普通の人が最も心配する元本割れ




『ウォール街のランダムウォーカー』からの出展です。アメリカ市場に株式投資した期間と年平均リターンの散らばりを表しています。1、5、10、15、20、25年間と比べると長期で保有する程、元本割れの可能性は減っていきます。


Wikipediaで調べれば簡単に分かりますがS&P500を20年保有した場合、ドル建てでの元本割れはありません。


もう一つ画像を上げます。

ジェレミー・シーゲル教授が調べたのが上記の図です。200年間、株式、長期債券、短期債券、金、現金(ドル)を保有した場合のリターンです。インフレ調整後データとありますので
現金の目減りが恐ろしいです。私が小さい頃の少年ジャンプは160円くらいでした。日本ですらインフレはしています。一般市民には購買力の維持すら厳しいものがあります。


何より株式の上がり具合と数値が異様な事を確認して貰いたいです。アインシュタインが複利は人類最大の発明とか言ったとか言わないとか。



実際のところどうなのか


資本主義アメリカを代表する500社のリターンともいうべきものS&P500指数のチャートです。

ITバブル崩壊とリーマンショックという危機的状況すら乗り越えています。買い場といえば絶好の買い場でした。100年に一度と言われたリーマンショックでさえ、3年で乗り越えています。ITバブル崩壊の方が回復に時間を要しています。

ジェレミー・シーゲル教授によるとインフレ調整後の200年超長期リターンは6.8%という事です。ピケティ氏が『21世紀の資本論』で、資産家の資本収益率が5%もあって卑怯過ぎる!とか言っているようです。債券や土地投資無しで株式のみで考えると、割と妥当な数値とも思えます。



投資のプロも素人もほとんど同じ根拠


またまた『ウォール街のランダムウォーカー』からの出展です。

投資のプロが市場平均よりも更なるリターンを上げるために、儲かりそうな銘柄を調べ上げて運用してくれるものをアクティブ運用といいます。アメリカでの調査結果になるのですが、代表的な指数であるS&P500よりも高いリターンを上げているものは残念ながら上記の図の通りです。確かに市場平均を上回るものもありますが、過去のリターンが良かった事が今後のリターンを保証するものではありません。また、生存バイアスによって、市場平均に負けたものは必然的に売れなくて消え去っています。それを考えると市場平均に連動するパッシブ運用で十分となるのです。


主に負けている理由は、プロの銘柄選択が悪いのではなく、プロが選ぶことに対する高い手数料(年1%程度)がかかる為、単純にその分がリターンを蝕んでいる事が多いようです。実際に負けているといっても2%程度までに集中しています。


まとめ


・株式は長期で持ち続ける事で元本割れリスクは低減する

・超長期では驚くべきリターンをあげている

・一般人がそれを利用するならiFreeS&P500インデックス投資信託は最適解である





おまけ  ~株式理解の"6step"~


文字ばかりのおまけです。可能であれば今後わかりやすく修正予定です。。

世の中には様々な企業があります。


①人間が生活をする上で、何かをすると、何かしら企業のお世話になり、その企業に利益が出ます。


②例えばiPhoneを使いAmazonでパンパースを買おうとすると、アップル、Amazon、P&G以外にもスマホ部品メーカーやクレジット会社、配送会社など様々な企業にお金が動きます。


③もっとも重要な事は、株式会社で働いているほとんどの人は、日々の労働を株主の利益の為と考えていない事です。


④目新しいビジネスでなくとも、世界中でマクドナルドのハンバーガーは食べられ、トヨタ車は走り、体調を崩した人は薬を使います。その度に色々な会社が儲かることになります。


⑤そして日々新しいビジネスや競争が生まれ、新しいテクノロジーもそこから生まれ、その成長は株主市場へも反映されていきます。


要するに人間が絶滅しない限り、経済活動は行われ、利益は資本として様々に移動し、世界は成長を促されます。


例えば、あなたが1000万円の資本を投下したとします。イメージして下さい。株主のあなたが経営陣へ求めるものは何よりも利益のはずです。利益を求めないものは寄付で良いのです。下記画像は勝手なイメージです。



流れとしてはこうなります。


あなたの資本は株式を通して、優秀な経営陣へ運用が託されます。労働力である従業員は会社へ利益を上げると共に、経済の担い手として消費も行います。結果、世界は成長を促されます。一般人が資本提供するだけで、各企業のエリートや労働者が自分の代わりに利益を上げる活動をしてくれるスーパー優先権が株券となります。

一社だけだと倒産リスク等が不安という場合、先に上げたiFreeS&P500インデックスといった市場平均へ投資がオススメです。




リターンの源泉についての注意

上記では株式を分かりやすく伝えようとしましたが、株価が上がる事と企業の成長はイコールではありません。実際は、国債や預金のように確定した利益のものでなく、業績悪化や倒産等も含めたリスクに対してのリターンが、株式を長期保有するリターンの源泉です。


この考え方については山崎元先生の説明が非常に参考になります。下記に参考の記事を貼らせて頂きます。

【参考】
山崎元「ホンネの投資教室」

「経済成長」に賭けるより「マーケット」を信じよう

column.ifis.co.jp/toshicolumn/rakuten-01/84147





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2018/03/29

インデックス投資を考えているなら東北投信の記事を読もう


東北投信という投資ブログがあります。

以前書いた記事で少しご紹介しましたが、ここ最近の記事が素晴らしいです。


インデックス投資を考えているなら、まずは東北投信を見てみましょう。今日は東北投信さんのお話しです。



何が素晴らしいのか


紹介されている投資信託の最大損失率が書かれている事です。投資をする時は良い面ばかりを見ますが、損失についても非常に分かりやすく説明されております。


また、平均リターンという期待値だけでなく、実質的には中央値は低く出る傾向なのでイメージとしてはこれくらいを想定しておくと良いよ、と書いている事も素晴らしいです。


株式投資なら長期保有で平均リターン6%と見込んでインデックス投資を考えている人にこそ読んで貰いたい記事が満載です。


最近の記事です。

損失の見込み額から考える「つみたてNISA(積立NISA)」のオススメ商品を選ぶ方法

【つみたてNISA】三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドに毎月1万円投資したら20年後いくらに?

【つみたてNISA】iFree S&P500インデックスに毎月1万円投資したら20年後いくらに?


ブログ内で紹介されている投資信託は、基本的に良質なものしか紹介されていません。そして長期投資をするに値する商品ばかりです。


それでも人間が存在する以上、リスク資産は必ず下落局面がやってきます。そして思ったほど儲からない事を経験すると思います。


期待リターンを上回るのは、いつやってくるか分からない2017年のような相場に資本を置き続けた時です。チャールズ・エリス先生のいう『稲妻が輝く瞬間』に立ち合う為にはそれ以上の下落局面の体験が必要です。


インデックス投資の期待値を高く思っている人には、ストンと入っていきにくいかも知れませんが、平均リターンと最頻値を調べると今後の投資に役立つことと思います。


ファンドの海さんのサイトはその点で非常に勉強になると思います。リスク資産の最頻値が簡単に見れる超絶優良サイトです。(10年くらい前、リスク資産の複利確率という記事でネット上のインデックス投資家が騒然としていました。)

ファンドの海



まとめ


「人間ならば誰にでも、現実の全てが見えるわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない」とは、ユリウス・カエサルの言葉ですが、投資をはじめる時は自分に都合の良い情報ばかりを考えてしまいます。


まずは冷静になって、良い情報も仕入れつつ、最悪の展開も知っておくと2018年初頭のような急落も焦らず対応が出来ます。


良質なサイトはせっかくなので利用しましょう、というお話しです。



少し前に書いた実質リターンの記事です。

平均リターンだけでなく『実質リターン』をちゃんと考えてみよう





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REITをつみたてNISAに組み入れようか悩んで一旦の決断

株式投資はそれなりの期間経験をしていますが、老後資産形成に向けREITを組み入れるかで悩んでいました。今日はREITのお話しです。



REITって何?



REIT(英: real estate investment trust、リート)は資本家から調達した資金を不動産に投資してくれる商品です。


オフィスビルやリゾート&商業施設等へ投資をして、賃貸料収入等を配当原資として利益を提供してくれます。


個人ではオフィスビル等への投資等は出来ませんが、株式のように小さい単位を出し合う事で、少額から保有する事が出来るようになります。





REITの強み



賃料収入を配当原資としており、株式の配当より高い利率を期待出来る
・少額から不動産へ投資が出来て、かつ流動性が高い
株式、債券とは違った値動きをする為、分散効果を得られる



REITの弱み



けっこう価格変動リスクが高い
→不動産で賃料収入メインで中リスク中リターンを期待してはいけない
・金利上昇リスクがある
→投資家からだけではなく、銀行からお金を借りて運用しています。利払い金額が増えると貰える配当は下がります。




REITを組み入れようと思った理由



つみたてNISAを来年からはじめるのですが、長期で保有するので、株式、債券、土地に分散されたバランス型ファンドを検討していました。(ニッセイ6資産均等投信)


ですが、下図のリーマンショック前後の数年を見ると、株式よりも値動きが荒いです。相関関係ゼロではありませんが、もう少しマイルドな動きにして欲しい。。




分散効果でリターンは低くなるけど、リスクもそれなりに下がってくれます。ただし、○○ショックとかがあるとほぼ全部のリスク資産が連動して暴落します。投資の世界が小さく狭くなっているように感じます。




REITは保有するの?しないの?



・つみたてNISAでは保有無ません
・基本、株式クラスのみで運用します





REITを外した理由



・思ったより値動き大きい
・受け取りが20年後の商品なのに確信が持てていない


上記を勘案して、つみたてNISAはせっかくの非課税だし、ハイリスクハイリターンな楽天VTI投信メインで運用します。VT投信も入れるかは時間あるのでもう少し悩みます。半々でも良いだろうけど。


実際見てると株式クラッシュがあった時は、ほぼ全て同じように沈みます。ニッセイ6資産均等投信をお試しで保有していますが、日本債券がある分ダメージ少な目ですが国内外のREITはやはり株式と同じくらい下がっています。感じとしてはVTI投信のダメージ10に対して、ニッセイ6資産はダメージ8くらい。これなら、全て株式クラスで、暴落時にキャッシュで対応した方が気も楽です。


私の予定ですが、つみたてNISAは20年毎月積み立てて、20年かけて毎月取り崩します。その間に来るであろう暴落はキャッシュで買いあさります。キャッシュ半分、海外株式半分に慣れているので、これで運用をしていきます。暴落時は特定口座で追加購入ですね。


ニッセイ6資産均等投信も少し保有しているので、暇ならそれ見て満足しておきます。REITだけ欲しくなったら盆栽株で楽しみます。

REIT特化型の人はいると思いますが、どうも馴染めなかったので、私は株式主体&現金のコントロールに気を付けてのんびりいこうと思います。




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2018/03/28

Smart-i 国内債券インデックスを100円積立に追加しました

楽天証券でSmart-i国内債券インデックスが新しく出ました。信託報酬は0.1512%です。運用はりそなアセットマネジメントです。はっきりいって売れないでしょう。


月100円の積立投資をして3%分の楽天ポイントがつけば、一年目は勝ち目がありそうなので積立投資に追加しました。


上記については下記の記事で紹介しています。


【楽天システム2】簡単に投資リターンを3%上げる方法。※少額限定



地味に0.5%くらいの国内債券投信でも良いかと思い追加をしていっていると、いつの間にか29銘柄に増えました。通常NISA枠の残りにVTI投信も積み立てているので月間30の取引している事となります。労せずハッピープログラムがスーパーVIPになり、一取引に3ポイント、私の場合90ポイントが付与されます。


年間34,800円の投資に対し1,080ポイントが確定で付くのは大きいです。


29投信のうち、5個が株式投信、5個が債券多めのバランスファンド、残り19個が国内債券投信か為替ヘッジ付きの外国債券です。なかなかに低リスクな運用です。3%のポイントを考えるとかなり有利な投資と思います。金額は小さいですが。。


最終的には、一年間保有してVYM投信かiFreeS&P500投信にまとめる予定です。市場のボラティリティが戻ってきたので、積立しつつ急落時には株式に全て変換も可能です。3,000円で投資すると考えると初心者には良い方法かと思いましたが、実際にこんな手間をかける初心者はいないでしょう。




意外に少額投資と楽天カードは異様に相性が良いと思います。持っていて損はしないと思います。ポイントも貰えますしね。







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2018/03/26

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とかいう超有能ファンド



年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が有能過ぎるのでつらつらと書きます。今日はGPIFのお話しです。



まずは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のURL
http://www.gpif.go.jp/index.html


取りあえず2017年時点での実績。


圧倒的運用額!!
平均リターンも中々。リーマンショックを食らってもマイナスなってないのも素晴らしいです。


続いてポートフォリオは国内債券少し多めの安心運用。王道というに相応しい。年金を任せるに足る運用。



あとホームページが意外に分かりやすくて、内容もしっかりしています。まぁ、年金だから当たり前なのかも知れないけど。下記URLの左側にあるGPIFについて知る、という部分は一般用に配って良いんような気もします。
http://www.gpif.go.jp/gpif/index.html


取りあえず、マスコミの方々はもっとPRして欲しい。


突然書いた理由ですが、昔はイボットソンが4資産均等投資をリバランスしながら10年放置していれば最低4.9%のリターンやで!というデータを結構出していたので、債券入れた分散投資は最高やな、と思いながら実践しないままで過ごしていました。


掘り起こしたら画像があったので載せときます。保存日を調べたら10年以上前のデータでした。



当時はまだリーマンショック前だったので、今みたいに低コストなバランスファンドなんて無く、単体で揃えても信託報酬が0.7%くらいかかってたような記憶があります。


今ならニッセイ4資産均等で簡単だよな。。ん、そういや年金運用と似た感じだろ、と思って調べたら、こんな記事が出来上がった、というお話。


で、お前のポートフォリオはよ、という意見もありそうなので、ざっくり出してみます。3ヶ月ごとにお金の全体確認をしています。ここらへんの詳細は別記事で掲載しています。


調べてみたら2017年12月17日データで、外国株式47%、日本株式1%、キャッシュ52%でした。今だと円高株安で現金比率上がってそう。外国株式の大半はHDVとVT、VTI投信が占めてます。4資産均等最高とか思いながら、全然違うところが、自分の心の弱さを思い知らされます。個人的にはリスク資産は株式に任せて、暴落時は嬉々としてリスク資産買うスタイルで良いのかな、と。精神的に優しいし。2017年は徐々に日本株減らしてキャッシャに変えたのが成功なのかどうかは老後に判明しそう。


追記


ちなみに、今のイボットソンは昔と変わって4資産均等最高!から変わって、色々提案している模様。ちょっと悲しいです。
https://www.ibbotson.co.jp/investment-management/asset-allocation/


追記2


ニッセイが4資産均等インデックス投信、
6資産均等インデックス、8資産均等インデックスと出してくれているので、楽天証券で毎月100円ずつ購入しました。のんびり動きとかを見ていきたい、と思います。特に4資産均等インデックス最強説がどうなるか楽しみです。



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2018/03/25

iDeCo 個人型確定拠出年金を利用しない理由


投資について色々書いてるのにiDeCo(個人型確定拠出年金・イデコ)に触れて無いやんけ、素人かな?と思われるかも知れませんので、個人的見解を書いてみます。まぁ、素人なんですけど。。


ということで、今日はiDeCoのお話しです。
iDeCoについては下記URLが分かりやすいかと。
https://dc.rakuten-sec.co.jp/about/


私は入っていません。。。


まず、私はiDeCoに加入しておりません。今現在、節税と投資と非課税が同時に出来る最も優れた金融商品と思います。


個人向け確定拠出年金と呼ばれていた時から即資料を取り寄せて検討していました。まともな投信も少ない時代で2006~2007年くらいだったと思います。



特別法人税と私の年齢


私が加入していない理由は簡単で特別法人税が凍結されたまま、いつ復活するか不明という一点のみです。特別法人税の税率は年1.173%です。好景気や何らかの理由で税徴収のために復活された場合、資産が貯まれば貯まる程、マイナス複利で苦しむからです。


特別法人税が削除されたら、即上限まで拠出します。60歳までしか掛けられないので、50歳から拠出しようかな、とは思っています。10年くらいならマイナス複利あっても節税効果の方が大きいので。あと、いつ労働が嫌になってサラリーマン生活からドロップアウトするか分からない、とうのも大きいです。


良くブログで見る、月5万円投資とかだと、iDeCo23,000円、つみたてNISA33,333円が最適解のように書いていますが、ほとんど特別法人税の事は書いていません。計算的には氷河期世代の私が少し損する程度なので、若い人とかいきなり課税されたらたまったもんじゃないかとは思います。60歳まで解約すら出来ないのでゴリゴリ削られます。ひょっとして知らない間に撤廃されたのかと思ったら残っていました。


FPの人とかはちゃんと書いてますね。参考URLを載せて貼っておきます。
https://kurashi-log.net/ideco-tokubetuhoujinzei-2017freeze



つみたてNISAの存在


幸いな事につみたてNISAという制度が出てきたので、来年度より夫婦二人分を満額コツコツ積み立てていきます。とりあえずVTI投信こと楽天・全米株式インデックスファンドと楽天・全世界株式インデックスファンドを買い付ける予定。これについては、また別記事が書けそうです。


2018年度は通常NISAで代用してます。積立設定していて秋ごろに切り替え忘れをしてしまう可能性もあるので、年初に80万円分をVTI一括購入しています。このところの急落のおかげでガンガン下がっています。まぁ、20年後に使う予定なので何とかなると思います。


うーん、あまり面白いネタにはならないですね。でも、私が投資を始めた時よりは圧倒的に環境も商品も良くなってて羨ましいなぁ、とは思います。今でいう先進国株式クラス、ノーロードの投信とかあるにはあるけど信託報酬0.99%とかでした。勿論、S&P500投信なんてネット証券でも買えず、海外の証券口座を開設してる強者とかもいました。ひょっとしたら、過去の禄でもない投信を調べて記事にした方が面白いのでは。。



まとめ


とりあえず、子供が自立した時にもっと良い環境も期待出来るようなので結果オーライとしておきます。ただ曖昧な表現の凍結ではなく特別法人税撤廃として欲しいものです。




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2018/03/24

【運用状況】わたしの老後用資産 2018年3月23日


ネットを見てると株価が急落しているようです。日経平均が1,000円規模での落ち方は久しぶりな感じもします。


少し早いですが、3ヶ月に一度チェックしている老後資産を確認しました。今日は私のお金のお話しです。




資産状況


リスク資産7,583,526円
無リスク資産8,620,437円
合計16,203,963円
前回比▲577,269円


【前回20171216確認時】
リスク資産8,011,581円
無リスク資産8,769,651円
合計16,781,232円



資産の比率


外国株式45%
日本株式2%
流動性資産53%



各資産の投資先


外国株式→海外ETF中心、NISA枠にて投資信託
日本株式→1306TOPIX、東京電力
流動性資産→定期預金中心、楽天銀行にて買付費用としても一部保有。


海外ETFはVT、HDVが主力です。S&P500にぼろ負けのHDVですが、市場が低迷するようなら米国高配当が活躍するチャンスとなるかも知れません。


東京電力は5年くらいは寝かす事になるので盆栽株扱いから老後資産に組み入れました。



今回の状況


海外資産中心なので円高株安でダメージ受けるのは仕方ありません。株価が落ちたとは言え、リバランスまでは不要な様子。思っていたよりは資産全体は下がっていないように感じます。まだ下がるようなら、通常NISA枠を使って埋めるくらいでしょう。


貯金をしているのに無リスク資産が減っているのは東京電力を老後資産に入れたことと、1月下旬に株価が下がっているので、通常NISA枠でVTI投信を買ったからと思います。動きが無駄に早いので、3か月に一度のチェックの時に動くくらいで丁度良いのかと。ブログを始めて株価や証券口座を見ることが増えたので、買いたい病が出ています。


下がっていないように感じるのは、つみたてNISA用に現金を積み上げているからという理由が大きいと思います。つみたてNISAが諸事情で2019年からの利用になった事と、昨年の状況をいつ株価が下がるか分からないので、通常NISA枠でVTI投信を80万円分一括購入した事は猛省しています。とはいえ、積立放置していて、つみたてNISAの切り替えが出来なかった経緯もあるので構いません。20年後に使うときには今回のことも忘れているでしょう。



まとめ


全体でみれば前回より下落しているとはいえ▲3.6%程度です。焦る必要も特にないことと、つみたてNISA勢はお宝ポジションになるので羨ましいなぁ、という感じです。




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2018/03/20

【盆栽株】枯れそうなので水をやりました


昨日のお昼休みに趣味の盆栽を見たら上図のような有り様でした。。


せっかくなので、これもネタにしよう。今日は盆栽株のお話しです。



高配当戦略ダメじゃんという現状


比較用に買っているAmazonの強さが引き立ちます。。まぁ、構わないのです。VTI投信も持っているし、VTの半分はアメリカ株でリターンを享受しているはずです。


しかしながら、シーゲル教授が言っているように、期待されていない時にこそ配当再投資が効果を発揮する時です。また、どのような銘柄に投資すべきかも赤本で書かれています。DーIーV指針。高配当、国際資本、市場での低評価が黄金銘柄なのです。


久しぶりに「配当は下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル」を言える環境に戻ってきた気がします。



さて何を買うかという選択


私に銘柄評価など出来るはずもないので、ここは大企業のエリートを信じます。最強に近いビジネスモデルを持ち、最高の知能が働いてくれ、そこからの利益が株主に還元されます。なので、今回もリスクに対してささやかな資本を差し出すだけです。


さて2,000円を入金したものの、どこに水をやるか。。マイナス金額的にP&Gは確定です。そういえば電動シェーバーも愛用しています。朝剃ったのに、こんなに!?ってCMはもう使えないみたいで残念です。あとは妥当なところだとエクソンモービルでしょうか。私の生きているうちに電気自動車の世界になっても石油製品が無くなるとは思えません。。魔女筆頭ですし。


ですが、最近、下記のブログを楽しみにしているので全然シーゲル関連ではないゼネラル・エレクトリックを買います。ここらへん適当ですが構いません。趣味の盆栽なので。GMを持っているのはGEと間違えたのが原因です。

特攻のGE
http://gexemmen.blogspot.jp/?m=1
記事もタイトルも、見事に氷河期世代の私を撃ち抜いています。


ワンタップバイがもう少し銘柄を増やしてくれたらと思いますが、銘柄多く欲しいなら投信の方が良いし、今ならVYM投信が買えるのでこれで良いのです。1,000円からアメリカ個別株を買えるメリットの方が遥かに重要です。


というワケで、GEに1,000円、残りをPGへとなりました。本当は市場が開いてから買う方が手数料安いのですが深夜にわざわざ買うのは面倒なので昼に買っています。(朝にアメリカ市場を見たらダウが▲1.3%でした。買う前に上がる下がるは分からないので問題無しです。)
ジョン・フラナリーもニッコリですわ



PG購入の際に端数があるのは配当がちゃんと入っているからです。
意外に配当が出てるので、次あたりは間違って買ったGMを処分してIBMを買いたい。


旅行用に細々と貯めていますが、貧乏旅行になるか豪華旅行になるかは神のみぞ知る、です。願わくば失業して生活費という状況にならないように頑張ります。



追記・・・VYM投信とは


正直、ちゃんと投資を考えるのであれば、上で書いたVYM投信がオススメです。ジェレミー・シーゲル教授が書いた『株式投資の未来』を読んで高配当戦略に魅入られた人にとっても同じくオススメです。


正式名称は楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドです。ついこないだ昔のシーゲル派という記事を書いたばかりの私には眩しすぎる投資信託です。


主にシーゲル派が好みそうな高配当銘柄が組み入れ上位にきており、配当も投資信託内で再投資されれば、割高な信託報酬を払っても本家VYMを買い付け&配当再投資するのと同じくらいのリターンになりそうです。マイクロソフトも組み入れ上位にきており、時代を感じます。そのうちGoogleもAmazonも入る時代がくるのでしょうか。。


詳細が気になる人は『VYM』『投信』『VYM投信』あたりで検索しましょう。面倒ならiFreeS&P500インデックスが良いでしょう。
一応、楽天証券の投信リンクも貼っておきます。
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivuh/




【ブログを移転しました】
移転先はhttps://hyougaki.xyz/です。

こちらも移転先も併せて、よろしくお願いいたします。

2018/03/18

平均リターンだけでなく『実質リターン』をちゃんと考えてみよう


人間は信じたいものを信じる生き物です。空想や妄想は気持ち良いものですが、現実はしっかり見ていかないと老後では時間・体力・財力共に取り返しのつかない事になります。


私も面倒臭いのでブログ内で使っていたり、いわゆる投資本や投資ブログでの皮算用に使われる平均リターンという言葉。こいつには少し気をつけよう。今日はそういうお話です。