2018/03/07

盆栽株という欲望抑制機もしくは思い上がり発見器


パッシブ運用は99%の人に正しいとは分かりつつ、男は時に野望を抱くものです。ついつい買ってしまった個別株をせっかくなのでネタとして晒そうと思います。今日はそういうお話です。


さて、少し前に買った銘柄。

東京電力。。



5年くらいは寝かせたい。
比較用に全世界株とアメリカ高配当の投信を各100円を購入しています。


他には、余ったお小遣いをちょいちょい足しながら、アメリカの個別株も買ってます。


こちらは素直にS&P500投信を買った方が賢いでしょう。特に高配当銘柄はボロ負けです。更に配当も二重課税で30%以上取られます。まさに盆栽株。1,000円からアメリカ個別株は他では買えないし趣味みたいなもんです。


アメリカ個別株は旅行積立も兼ねてます。贅沢旅行になるか貧乏旅行になるかは将来のお楽しみですね。


老後資金としては、全員にインデックス投資をオススメしますが、基本的にパッシブ運用は暇なのです。。暴落時に喜んで拾うくらいしか楽しみがありません。2017年のようなご祝儀相場だと淡々と投信を積立てるか、キャッシュを積むくらいしかやることがありません。


でも、ついつい相場の好調に一緒に浮かれてしまい、挙げ句の果てには自分で銘柄選んでも市場平均に勝てるのでは?と錯覚してきたりもします。


周りも自分も熱くなっている。そんな時にこの盆栽株投資法をオススメします。


まず、ルールとして自分のお小遣いの中でしかやらない。あとは、負けても泣かない。趣味みたいなものなので、買ったら盆栽のように愛でるだけです。


市場に負けていても構いません。何せ盆栽ですから。結局、同時期に100円で買っておいたS&P500投信に大きく勝てるかというと余裕で負けています。歴史を調べるまでもなく購入手数料や税金分を国や証券会社に差し出すので、最低限その分はマイナスを背負っており、結果素直にS&P500投信が一番良いという結果に。思い上がりを発見させてくれつつ、大きな投機もせずに済む欲望抑制機としても活躍します。


あと、極端な話、日本株なら適当に選んで100社くらい個別株を買うとほとんど日経平均とTOPIXの中間くらいに連動します。昔、単元未満株という制度で100銘柄の自己流ファンドをやっていて経験済みです。それなら市場平均にあやかれて税金繰り延べ効果のある投資信託の方が万人にオススメとなるのです。


アメリカ株はやった事ないですが、30社でダウ平均がS&P500とやりあっているので、やっぱり似たような結果になるのかな、と。



以下、言い訳という名の駄文


まずは東京電力。今の株価はまだまだ悲観状態なので買いかな、と。ちょうど年明けに調整レベルの下落が来ていて何か買いたかったのです。


唸るほどの利益をあげて、燃料代は税金の如く利用者負担を強いる事が可能な巨大企業です。国民のイメージは悪く、配当もストップのままですが、じわりじわりと貯めすぎたお金はいずれ配当として吐き出す時がくるはず。


半値の200円になるより、社会的復活をとげた際には1,000円目指す可能性に私の欲望は負けてしました。


あとアメリカの個別株。こちらはワンタップバイというネット証券会社を使っています。
URLはこちら。
https://www.onetapbuy.co.jp
アメリカ個別株は、ドル建てだったり、最低手数料が5ドルくらいしたりと、まだまだ個人には敷居が高いです。


ワンタップバイは何と手数料0.5%で1,000円から、しかも日本円で売買が出来ます。コレは他の証券会社には無い優位点です。1,000円で計算すると手数料5円です。


しかも、配当も日本円に変換されて支払われます。本来、シーゲル教授の言う高配当戦略を個別株でやりたかったのですが、懐事情もあり難しい状態でした。


昨年にワンタップバイという存在を知り、P&Gが欲しい!エクソンモービルも欲しい!Pfizerも!マクドナルドも!となり、ついついお小遣いをつぎ込む事となりました。結果は上の画像の通り惨敗です。


でも、楽しかったので悔いは無い!
盆栽として愛でつつ、ちゃんと配当も頂けるので再投資しながら綺麗な花が咲くように見守ります。


家のお金ではダメですが、お小遣いの範囲でなら安上がりな趣味となっているので紹介しました。相場が気になるあなたにオススメです。



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【投資系最上位武器】投資初心者にオススメしたいS&P500投信


ifree S&P500インデックスという投資信託があります。



資産形成には投資という武器と、節約という盾を上手く使う事が大切です。投資の世界では、いきなりゲーム終盤に出てくるような最上位系のアイテムを誰でも利用出来ます。強くてニューゲームというやつです。こと投資に関しては、この記事でほぼ最適解となってしまい、これから書く他の記事はサテライトか暇潰しとなってしまうレベルです。専門家でも身銭を切ってこれより良い実績出せるのかというと、正直運次第という代物です。


私が投資を始めた時代には夢物語だったアイテムがスマホポチーで得られてしまい、ここでも氷河期世代を感じてしまいます。過去を嘆いても得にならないので、せっかく良いものが使える時代が到来したので皆であやかろう。今日はそんなお話です。


S&P500インデックスは、米国の主要な大型・中型株を含み、米国株式市場時価総額の約80%をカバーしています。日本でいうところのTOPIXアメリカ版とに思って下さい。(まぁ、本家はアメリカなのですが。)
詳しくは我らがWikipedia先生へ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/S%26P_500


株式投資というと一昔前のライブドアのように一気に成り上がる会社や、倒産や不祥事での株価下落が付きまといます。一企業に投資をすると上記のようなリスクが高い為、複数企業に投資してリスクを分散したいところです。現実的には複数社の株を保有するにはそれなりのお金が必要となります。個人では難しいので、投資信託という現代技術の恩恵を受けましょう。S&P500は時代時代の興隆により組み入れ銘柄が変わりますがアメリカ市場の強力な成長を教授出来ます。


さて、S&P500に連動する投資信託を選ぶ理由です。



S&P500投信を選ぶ理由


・株主還元を重要視する文化
・世界中で利益を出しまくる世界企業
    →AmazonやGoogleに代表される新しい企業の利益を教授出来る
    →P&Gやコカ・コーラに代表される世界的企業の利益を教授出来る
・売上比率で見ればこれ一本で全世界への投資とほぼ同じ効果を得られる
    →もちろん新興国の成長とそこでの利益を教授出来る
・過去4年以上連続でマイナスになった事がない
・リーマンショックの下落ですら数年で回復して最高値更新する成長力
・0.25%という激安信託報酬
・少額で円建て購入が可能
等々、書き上げればキリがありません。


S&P500に採用されている企業はグローバル企業も多く、売上比率で言えばアメリカ以外で40%以上稼ぎあげており、ヨーロッパや新興国の成長も享受出来ます。単純にこれ一本の運用で十分な代物とも言えます。


実際、戦後で見ればS&P500で運用したものを超えるのはオーストラリアくらいでしょう。新興国も全世界株式もバブルを経験した日本も負けています。


上記のWikipediaには実際の騰落率も書いているので、電卓かExcel先生で計算すれば20年持っていればどうなるかは簡単に計算が出来ます。ドル建てであれば20年保有して元本マイナスはないどころか、かなりのリターンを授けてくれます。


とは言うものの、ここ数年の暴騰とWikipediaの過去は見ておいた方が良いと思います。株式は総悲観にこそ輝くという図式です。超長期のリターンを考えるのであれば誰も歴史を見れば誰も文句は言えません。



実際の投資の仕方


あなたが長期で使う予定のない余剰金のうち、資産下落に耐えられる金額を計算してネット証券でifreeS&P500インデックス投資信託を購入する。これだけです。


ご自身の資産下落に耐えられる値が分からない場合は、毎月失っても大丈夫な金額を積立という方法もあります。


最大下落幅はリーマンショック並みを想定して50%、そこから翌年さらに10%下落で55%くらいを耐えられる金額にしておきましょう。


そんなに下落するのか。。やはり投資なんて恐ろしいという人の為に、シーゲル教授の神画像を貼っておきます。

資本を投下する事で、資本主義を牛耳るモンスター企業があなたの為に利益を稼ぎまくってくれます。金のなる木どころか、リアルに現金収集工場を買うような感じです。ビバ資本主義!


あとは人間世界ゆえの出来事ですので、時折訪れる暴落を華麗にスルー&放置して、忘れた頃にリターンを美味しく頂く。退屈ですが、数々の人が挑んで死屍累々の上にそびえ立つ投資法、それがS&P500永久ホールドです。


どれくらいの実績か、どれほど優れているかは、また追々書いていく予定です。


投資をしている人からは、目新しくも無く、古い手法だとは思いますが、時の流れを経てもなお輝きを増しており、一般人が出来る投資の最適解ではないかと思います。個人的には仮想通貨で一発当てよう、とかに頼らず、こちらをコツコツ貯め続ける方が資産家への道は楽で有利と思っています。ブロックチェーン技術もこれから生まれる新しいテクノロジーも、資本主義のモンスター企業が自分たちのビジネスとして用いて、リスクを背負った資本家へリターンとして返す。そんな風に思わせてくれる頼もしさを有しています。


序盤でも書きましたが、資本主義というリアル資産形成ゲームの中で、全員が持てるロトの剣とも言える投資法ですね。ガンダムでいえば強さと美しさと最新技術を備えたキュベレイのような存在です。


長くなりましたが、最上位、ロトの剣、キュベレイと言いたかっただけの記事だというのを最後に白状しておきます。



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2018/03/05

【投資という剣】サラリーマンが最も簡単に資産形成出来る投資法


節約という盾を書いたので、今度は投資という剣を書きたい。自分も傷を負うかも知れない、まさに両刃の剣。しかし、資本主義経済という世界では一般冒険者には投資という剣が必要です。今日は投資のお話しです。


あくまで自己責任で。どのサイトでも書いている通り、このブログ内でも自己責任です。確実に儲かるのが分かっているなら、当然知ってる人が独り占めしてるか、怖い巨大資本が既に納めているからです。


ただし、攻略本はかなり出ております。そして使うべきではない武器は分かってきています。今日のお話しで使用する攻略本は古典に近くなってはいるものの歴史を刻んでなお未だ輝きを放つ名著です。


使わない方が良い武器、投資をしてはいけない商品を紹介していきます。以下の3つは手を出さないようにしましょう。
購入手数料のかかる金融商品
ランニングコストの高い金融商品
市場平均に勝とうとする金融商品
この3つは絶対に避ける。実に簡単です。


チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」の中でこう言っています。市場を出し抜く事は悪魔の囁きだ。プロのプレイヤーが戦い抜いた結果が市場平均である。アマチュアが取れる戦略は安定してパーを狙いミスをしないという敗者のゲームなのだと。(私の意訳です)


ならば、どのような金融商品が良いのか。バートン・マルキールは「ウォール街のランダムウォーカー」の中でこう言っています。もし25年、株式を持ち続ける事が出来るなら話は変わってくる。株式が債券を上回った割合は20年保有で91.3%、30年保有で99.4%である、と。(私の意訳です)


そして、その二人が提唱するのが市場平均に連動する低コストのインデックスファンド、という事になります。ここらへんが現代の投資という剣に対する最適解ではないでしょうか。


具体的にどの商品だ、となるとネット上でも様々な宗派が出てきますが、2018年現在では楽天・全世界株式インデックス・ファンドが文句の出しようが無いレベルで完成されています。下記URLが参考になるでしょう。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHC4


ここ数年間、アメリカ市場の成長が強すぎた為、アメリカ株式オンリーで良いという声もありますが、バートン・マルキールが著書の中で書いているようにアメリカ株式にも受難の時代と失望の時代が10年レベルで続いていた事は覚えておくべきでしょう。私もS&P500投信を良くプッシュしていますが、全世界の株式に投資した方が成功した時も失敗した時も一番納得がいくと思います。


昨年より、氷河期世代の私には信じられないレベルでインデックス投資の環境は良くなっており、もう大手インデックスブログでオススメされてるやつなら外れ無しではないかな、とさえ思えていたりもします。


それよりも25年、30年という超長期の保有をどうするか、という事の方が大切になるでしょう。今後あなたが相棒とする剣です。巻物レベルの古典を読みながら、ゆっくりと見合ったものを選ぶのが良いでしょう。


ちなみに両者の本は、図書館で無料で借りる事が出来ます。買うと意外と高いのでまずは図書館をオススメします。ネットで断片的に情報を拾うよりは、ゆっくり本を読むべきと思います。大切なお金の事ですし。


コピペ用にもう一度書いておきます。
チャールズ・エリス「敗者のゲーム」
バートン・マルキール「ウォール街のランダムウォーカー」


まとめ


個別株、手数料のかかる投信は買わない
ランニングコスト(信託報酬)の安いインデックス投信を買う
最低限25年以上保有する



追記
もっと、ババーンと株式リターンの高さとか、長期で保有した時の図とかを載せた方がとは思ったのですが、本を読んだ時の楽しさが半減するかと思い、テキストだけにしました。あと、敗者のゲームがいつの間にかKindle版出てました。買おうか悩んでいます。。




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2018/03/04

楽天期間限定ポイントを効率的に消費(楽天ペイ)


楽天ペイというアプリがあります。バーコード読み取りタイプの決済アプリです。使える店も限られていたり、個人的にはクレジット決済になってしまう点が残念ですが、それ以上に有り余るメリットがあるので紹介します。あと、面倒に思えますが案外簡単です。

今日はアプリのお話しです。

【節約という盾】サラリーマン全般に有効な保険料節約の考え方



資本主義という資産形成ゲームにおいて、投資は剣と呼ぶに相応しいでしょう。しかし、攻撃だけで生き残れるものではありません。まずは節約という盾を装備しましょう。「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ。問題ない」とキメ顔で失敗しても、節約の盾をしっかり装備していれば立ち直りも早いはず。今日はそんなお話しです。


広大なネットの海には、数え切れない節約術が溢れています。ファイナンシャルプランナーが記事を書いているものもありますね。


節約のプロには及ぶべくもありませんが、氷河期を生き抜いてきた私なりの節約を書いていきます。最近、そんなに自分でお金使う事無くなってきて節約とかあまりしていませんが。。


鉄則というべき日常生活の固定費から見直しをしていきましょう。




医療保険


サラリーマンなら年末調整で控除されるので、そこまで不要とはいいません。ただ、それなりの金額を払っている方はこの機会に見直しと、支払ったお金のうち『誰が』『どのくらい』『儲かっている』のかを考えると良いかも知れません。


医療保険については「生命保険のカラクリ」の著者  岩瀬氏が下記URLでも述べている点が素晴らしいです。
http://biz-journal.jp/i/2013/03/post_1709.html
保険とはめったに起こらないことが起きた時、その大ダメージに備えるもの
公的医療保険には高額療養制度がある
ある程度、貯金あれば高い民間保険っていらなくないか?

的な事をバッサリ書いています。


大体、一年間の生活防衛費を用意すれば、高い保険は不要となります。是非リンクしたURLもご覧になって下さい。
どれくらい保険会社が儲けているかについては、岩瀬氏の著書をオススメします。図書館なら無料です。新書で一時間もあればサラリと読めます。


死亡保険


死亡保険についても、払いすぎていないかを確認しましょう。医療保険で高額療養制度を使うという方法があったように、死亡保険についても公的保障を先に調べておきましょう。払い損だと散々叩かれている年金ですが、国民年金、厚生年金共に遺族年金という制度があります。


子供を授かった夫婦がまだ貯蓄が少ない時に、万が一という時に入る、という考えで良いと思っています。


保険の種類等は下記URLの保険コネクトが非常に分かりやすく、また誠実な誠実をしています。
https://hoken-connect.jp/columns/76/


遺族年金については、下記URLの年金情報部さんが分かりやすいです。
http://www.nenkinbox.com/izoku


さて、私はちゃんと保険に入らず節約してるんだろうな、という意見もありそうなので回答を。実は全労災の医療保険1,600円/月、掛け捨て保険に入ってます。


共済なので保険支払いのうち運営費等を除いて余った分は組合員に還付されます。大体15%くらいは払い戻されてるのかな。


入った経緯ですが、バイク・自転車に乗っていて転けた際のケガ、スノボにも良く行っていたのでこれも転んでケガした時用の保険でした。


過去3度お世話になっており、支払いもしっかりしてくれるので解約を検討のまま保留しています。バイクの自損事故で骨折、車運転中に追突事故にあって鞭打ち、自転車で歩道走行中に車に引かれて骨折、の3回です。保険料支払いよりも受取の方が大きい。まさに不幸の宝くじ。。何となく解約した後にケガしそうな気がしています。呪いのアイテムみたい。


他にも格安SIMやおにぎり弁当といった節約法もあるのですが、長くなったので別シリーズで書きます。あ、個人賠償責任保険というのもありました。これも別記事で書きます。。



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2018/03/03

【楽天システム】無駄にしがちなポイントを楽天証券で効率的に資産化


投資の世界にフリーランチ(ただ飯)はない、が鉄則ですが低い信託報酬と楽天ポイントを使った投資信託の購入は数少ないフリーランチでしょう。ポイントで未来に投資をする楽天システムを作ってみましょう。今日は楽天ポイントのお話しです。

2018/03/02

普通のサラリーマンが間違いなく得するふるさと納税を紹介します


確定申告の時期です。私はサラリーマンなので会社任せですが、給与明細を見る度に1ヶ月のうち4~5日は税金の為にサービス労働か。。と憂鬱になります。せっかく払う住民税です。自分の為に利用しましょう、というお話です。